偏差値25からの挑戦

2児の母で、パートで働く普通のおばちゃんが、息子の中学入学をきっかけに高校受験をサポートするため試行錯誤を繰り返すのを、リアルタイムでお届けするブログです。中学になってから発覚した息子の自閉スペクトラム症に対し、家族がどのように受け止め過ごしているかも発信していきたいと思っています。

中1の息子、9月から頑張りだす。

こんにちは。

ふくろうママです。

今回は、9/6より息子と二人三脚で頑張っている勉強の途中経過を報告しようと思います。

 

ルールを決める

 

勉強を始めるにあたり、ルールを決めました。息子の場合、全く勉強の仕方がわからない状態ですし、勉強への苦手意識もあります。どうにかして、勉強の積み重ねを実感し、自信につなげていくために考えたルールと、勉強したらわかりやすいいいことがあるというルールです。賛否あるとは思いますが、うまくいくかどうかの実験も兼ねておりますので、こんなやり方する人もいるんだなという気持ちで読んでいただけたら幸いです。

ルール

 その① タイマーを使い勉強時間を測る

 その② 読書も30分までは勉強時間にカウントする

 その③ 勉強に対する対価を支払う

 

以上です。

 

その① タイマーを使い勉強時間を測る

 

これは、勉強時間を計測して記録することで、自分が実際どれだけ勉強し努力したのかという事を数字で見ることで自信につなげていこうと考えたからです。勉強は、すぐに成績に反映することはないので、やっても成績につながらなかった場合、「どうせやってもできない」という思いを抱いてしまうかもしれません。でも、自分のやってきたことを視覚化することによって、自信も芽生えると思いますし、「これだけやったんだからきっと成績が上がる日が来る」という希望にもなると思います。

 

計測に関するルールも決めました。

・5分以内の休憩はタイマーを止めなくてOK(勉強時間25~30分に対し5分が目安)

・5分以上の休憩になるときはタイマーを止める

・毎日、手帳に合計勉強時間を記入する

・勉強時間に対し、あまりにも量や質が低かった場合、

 勉強時間が減点される(だらだら防止)

 

このルールに則り9月は勉強時間の計測を行いました。

 

その② 読書も30分までは勉強時間にカウント

 

読書は国語の力を伸ばしてくれる方法の一つだと思います。また、本を読むことは知識を得るだけでなく想像力をはぐくみ、より豊かな人生にしてくれると実感しています。幸い、息子は中学に入学してから特に読書が好きになったので、勉強と息抜き両方の観点から、30分までは勉強時間にカウントすることに決めました。(30分を超えると趣味の域になるので30分を超える分はカウントしないことにしています)

 

読書を勉強時間にカウントすることの大きなメリットと感じるのは、好きなことをすることで勉強へのやる気スイッチに移行させることもできることです。

なかなか勉強したくないという気持ちでダラダラしているときは、先に本を机で読んでから勉強に取り掛かることを勧めています。勉強は嫌でも、本ならちょっと読もうかなという気持ちになるようで、机に向かいます。

また、眠くなった時などに、本を読むことで眠気を撃退する効果も期待できます。これは、めちゃくちゃ眠い時には効果はありませんでしたが、ちょっと眠いかなというくらいに息抜きで本を読むと、「ちょっとスッキリしたけん、また勉強するね」と良い息抜きになっているようです。

 

その③ 勉強に対する対価を支払う実験

 

このルールに関しては、「実験」的位置付けで実際やってみてから変更を加えたり、廃止したりしようと考えています。

 

9月現在のルール

・2時間を超える勉強をしたとき、30分につき50円、1時間で100円支給する

 ※対価の支払いに関しては、30分単位で考える

・友達と遊びに行ったり、お祭りに行ったりなどまとまったお小遣いが必要なイベントがある場合、ボーナスタイムが発動される。その時に必要なお小遣いを考慮し、期間限定で通常の2倍から3倍を支給する。(我が家では毎月のお小遣い制度は特になし)

 

このルールで実験してみました。

勉強したらお金を支給するルールには賛否があると思います。ただ、気軽にご褒美感覚でこのルールを決めたわけではありません。

 

息子は、現在塾や個別指導に通わず、独学で勉強を始めました。塾や個別指導で勉強した場合、費用が掛かります。費用をかけてプロに教えてもらえるのだから効果も期待できると思いますが、独学で勉強する場合自分自身で効果的に勉強していく必要があります。塾ほどの効果はないでしょうが、塾の役割を自分の努力でやるわけなので、その努力に対しては対価があってもいいのではないかと考えたのがこのルールを作ったきっかけです。とはいえ、自分のための勉強をしてホイホイ対価を支払うのも違うと思いますので、結構がんばって初めて対価が発生するシステムにしました。金額設定は、我が家の経済状況を踏まえた設定で、なおかつ簡単に大金が手に入らないような金額になっております。

 

9月実際にやってみて、我が家にはこのシステムは良い方に働いたので、とりあえず10月も引き続き継続しようと思っています。

頑張る過程にご褒美があれば、少しでも前向きに勉強するようになり、結局は自分自身の為になります。また、息子にとって2時間勉強することは大変な努力が必要なので、頑張って手に入れたお金はしっかり考えて使ってくれると思います。

 

親としてのメリットとしては、遊びに行くためのお小遣いを渡すとき、ただ小遣いを渡しているのではなく、勉強に対する正当な報酬を渡しているだけなので負担に感じるようなことも全くありませんでした。

 

このルールは親としてもいい効果が得られたのではないかと思っています。

 

9月の息子の頑張り

 

以前の息子と比べ、断然勉強するようになってきました。部活があるので平日に長時間の勉強はできませんが、9月はとにかくまとまった時間しっかり勉強することを目標に取り組み、おおむね満足いく結果になったと思います。

しかし、反省点もあります。9月の2週目頃、急に勉強時間を増やしたせいで体調を崩してしまう事件が発生しました。体調を崩して寝込んでしまったので、無理なく続けることが一番大事だと実感しました。

その事件以降、毎日22:30には就寝する事を目標に勉強することにしました。

それでも、朝つらそうなので10月は22:00には必ず就寝を義務化していこうと思っています。

寝る時間が決まると、帰宅して以降やれることが決まってきます。使える時間にも限りが出てきます。ですので、10月の目標は、時間を意識した勉強ができるようになることです。宿題は30分で必ず終わらせるとか、単語の暗記は何分とか、自分で目標タイムを決めそれに向かって集中して取り組むことができるように勉強の質を上げる努力をしていけるようサポートしていこうと思います。

 

勉強時間の視覚化

 

計測した数値をもとに、これだけ勉強したんだと自信がつくように資料を作ってみました。目に見えて勉強量がわかるし、積算でどれだけ勉強したのか数値もわかるので息子は少し自信を付けたようです。

 

私が作れる範囲の簡単な資料ですが、実際の資料の写真を載せますので参考になればうれしいです。

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 このようにまとめてみると、次の課題が見えてくるので毎回反省しながら、細かい修正を加えより良いルールにしていこうと思っています。息子が無理なく勉強が続けられるような環境づくりを頑張っていこうと思います。

 

さて、今回は9月の息子の頑張りと勉強時のルールについて書いてみました。

まだ、始まったばかりなのでこの方法で成績が上がるかどうかはわかりません。

しかし、少しづつ改善しながら次の目標を設定していけば、少しずつ変化は現れるのではないかと思っています。

 

10月は息子の体調を1番に考えながら、ともに頑張っていこうと思います。

それでは、次のブログでお会いしましょう!

ふくろうママでした!