偏差値25からの挑戦

2児の母で、パートで働く普通のおばちゃんが、息子の中学入学をきっかけに高校受験をサポートするため試行錯誤を繰り返すのを、リアルタイムでお届けするブログです。中学になってから発覚した息子の自閉スペクトラム症に対し、家族がどのように受け止め過ごしているかも発信していきたいと思っています。

集団塾と息子

こんにちは。

ふくろうママです。

今日は、うちの息子と集団塾との相性的なことを書いていこうかと思います。

人それぞれ個性があるので、何事にも相性というのがあると思います。

誰かが良いといっていた事でも、すべての人にとって良いものではないですよね。

 

ちなみに私と弟は集団塾に通いました。中学1年から3年までの3年間通ったので中学校の成績は二人とも良かったです。それで、同じように従兄弟も同じ塾に中1から通うことになったのですが、彼には集団塾が合わなかったようで、3年間ずっと成績は上がりませんでした。同じ塾でも、人によって効果の有無が違うんです。

そうかと思うと、私が中3の夏、塾に入ってきた女の子がいました。その子は中3の夏休みまで塾に行っていなかったにもかかわらず(記憶では夏講習等の期間限定しか通ってなかったらしいと聞いた覚えがあるので、それまで全く塾を利用していなかったわけではないと思います)、塾でトップクラスの成績をたたき出し、県内トップ校に合格した子もいます。

ですから、私が子どもながらに感じたのは、塾に行っているから必ず成績が上がるわけではなく、従兄弟のように塾には向いていない子もいるという事。そういうときにただ何も考えず通わせるのはもったいないのではないか。せっかく通わせるなら従兄弟には従兄弟にあった塾や個別指導、家庭教師を探した方がよかったのではないかという事です。

また一方、私が中学3年間塾で必死に勉強していた時に独学で勉強し、中3の夏にはすでに成績を県内トップレベルまで持ってくることができ塾をちょっとだけ利用しただけでそのまま県内トップ高に合格できる子もいるという事です。

 

このように、自分の経験からも塾に行かせとけば安心とは思えないし、場合によっては塾なしでも成績を上げることができる人もいるので、息子にとって良い方法を親子で考えることが大事だなと思っています。

 

息子と集団塾の相性

 

小学5年生の時うっすら見せたやる気に、「今だ!」と感じ、高校受験に関する情報収集を始めたわけですが、息子のやる気はそう長くは続きませんでした。

 

情報収集を始めて高校受験に関することを知れば知るほど、うちの息子には早めの対策が必要だと感じました。しかし、塾や個別指導を調べると、費用がバカになりません。まずは、節約のためにも私が勉強を見ようと思い、やってみました。

しかし、自分の時代と教え方が違っていたり、息子がなかなか理解してくれなかったりすると、イライラして息子と喧嘩してしまうこともしばしば。やはり普通の親が子どもに指導する事の限界を実感。勉強をわかりやすく教えたり、やる気を引き出したり、モチベーションを高めたりするには、塾の力が必要ではと感じるようになりました。

そして、小学6年生の冬。期間限定で塾に通わせてみることにしました。

息子を行かせることにしたのが、福岡では有名な学習塾で私も中学生の時大変お世話になった塾です。その塾が、中学準備講座を無料でやると知り、受講させることにしました。

 

無料で受講できますが、全くお金がかからないわけではありません。別途テキスト代が必要です。それと、交通費も必要でした。

今回、12月末から3月までの無料講習4期分(テキスト代は4期分で8000円でした)の受講です。この無料講習ではいくつか期待したことがあります。勉強を頑張る他の生徒さんを見ることが息子にとっていい刺激になってほしいという事。そして、文字通り中学の準備を早めに備えることで、中学に入って良いスタートをきってほしいという事。親ではできなかったやる気スイッチを発見してもらいスイッチをONにしてほしいという期待と勉強のモチベーションをどうにかしてUPできるような指導を期待していました。そして最も重要と考えていたのが、息子がその塾もしくは集団塾に向いているかどうかの確認です。

 

正直短い時間にいろいろ求めすぎたと思いますが、この無料講習で色々確認できました。今回通った塾は集団塾としてはとても丁寧に一人一人に向き合ってくれたと思います。短い期間の中に保護者面談も設けてくれ、息子の塾での状況やこれから中学に向けて保護者が気を付けておくべきことなどを教えてくださったりと大変勉強になりました。しかし、やる気スイッチを見つけたりモチベーションを維持するための作業というのは勉強を今までやってこなかった息子には早すぎる作業だったようです。やはりまだ見つかりませんでした。

ですが、一番重要と感じていた集団塾に息子が適しているかどうかは確認することができたと思います。息子の場合、成績を伸ばすための通塾は向いていないと判断しました。通塾は、思いのほか楽しく通っており、塾での友達もできたようでした。

しかし、塾に任せるだけでは、息子は勉強をほとんどしないことがわかりました。塾に通うようになってからは、楽しそうに通っていたこともあり、あまり口出ししないようにしていたのですが、一度経過をチェックしたときに、テキストをやっている形跡もほとんどなく、通塾に使用しているリュックの中からグシャグシャの宿題プリントが出てくる有様でした。塾が行ってくれている確認チェックテスト等があったのですが結局初めから最後まで結果に変化はありませんでした。

ただ、塾の面談で先生に褒めていただいた息子の良いところは間違っても何度でも発表する姿勢がすばらしいという事。これから先の人生には、ただ勉強するだけでなく、外に発信して他に影響を与えることができるかどうかも大切なことだと思うので、間違っても恥ずかしがらず何度も発表に挑戦することができるのはとても誇らしい気持ちでした。しかし、授業で理解できないことが出てきたときの息子は、わからないことをわかろうとする姿勢が見えず、わからないことが出てくる度に手が止まってしまいボーとしているという事でした。そしてそれは結局準備講座が終わるまで改善の兆しはありませんでした。

塾に通うこと自体は息子にとって良い経験であったのは確かですが、成績を伸ばす目的で費用を払い集団塾に通塾することは、我が家は選択しないことに決めました。

 

まずは独学に挑戦する

 

塾に通わせて思ったことは、まずベースにきちんと自分で勉強する力がなければ何も変わらないという事です。実際は、子どもが自分だけでは勉強できないから塾に通わせるわけなんですが、息子の場合は通塾しても通塾していなくても家での学習態度に変化はほとんどありませんでした。

うちの場合、私の力では息子の勉強へのモチベーションアップを図るのは難しいと考え塾に行かせたのですが、まず本人から塾に行きたいと言ったわけでもなく、息子としては塾に「行かされている」だけだったので、それは変化がなくて当然だったのかもしれません。

 

まずは、自分で勉強しようという姿勢を身に着けてから、塾や個別指導などに力を借りる事にしようと思っています。その為には、これから、なぜ勉強するのか、勉強がなぜ必要なのか、勉強することで得られるメリットと勉強しない事で考えられるデメリットを息子にわかるように伝えていこうと思っています。

すでに伝えていて何となく伝わってはいるのですが、何となくでは行動に変化は見られないので、しっかりわかるように根気強く伝えていこうと思っています。それが伝われば親が勉強しろというから勉強するのではなく、自分の為に自分の意志で勉強するようになるのではないかと考えています。

 

 勉強法を試行錯誤しながら息子と一緒に息子に合った方法を探していくので、息子も独学で頑張ることになりますが、私も独学で息子にとって良い方法を探していく事になります。独学の場合、本人のやる気がすでにあるのなら問題ないのでしょうが、現在そんなに勉強する姿勢がない子どもに独学をさせる場合、子どもが勉強する習慣ができてくるまでは、親が塾や個別指導の代わりにどうにかしていかなければなりません。最初、くじけて塾に行かせてみたけど、変わらないのなら、私がやるしかないのだと思いました。塾がお金を取ってやることを親がするのだから、親もしっかり覚悟をもって勉強しなければならないと思っています。

 

しかし親が子どもに勉強についてワーワー言っている場合、親は周りになんやかんや言われます。教育ママだねーという冷ややかな視線を浴びることも多々あります。ですが、息子には今ぼんやりとですがやりたいと思っている夢があります。その夢に向かうには勉強は不可欠です。夢が変わったとしても勉強していたら、それは絶対強みになります。だから私は、人に何と言われても、息子の意思を尊重しながら教育ママを続けていこうと思います。

 

という事で、今回は息子と集団塾との相性、それから私が息子に独学にチャレンジさせている理由について書いてきました。

まだ個別指導が息子に合うかどうかの確認はできていないので、いつか長期休暇時を利用して相性を見ていきたいと思います。

このブログが少しでも参考になればうれしいです。

それでは、ふくろうママでした☆