偏差値25からの挑戦

2児の母で、パートで働く普通のおばちゃんが、息子の中学入学をきっかけに高校受験をサポートするため試行錯誤を繰り返すのを、リアルタイムでお届けするブログです。中学になってから発覚した息子の自閉スペクトラム症に対し、家族がどのように受け止め過ごしているかも発信していきたいと思っています。

息子への告知

こんにちは。

ふくろうママです。

今回は、WISC-Ⅳの結果と発達障害についての息子への告知について書いていきたいと思います。

 

WISC-Ⅳの結果の告知

 

学校に結果を聞きに行く際、本当は息子と一緒に説明を受けることになっていました。しかし、当日息子はトイレから出てくることができず、私だけ結果を聞きに行くことになりましした。本当は二人で一緒に説明を受けることができればよかったのかもしれませんが、うちの場合、息子を気にせずスクールカウンセラーの先生に色々なことを質問することができ気になる点をクリアにできたので、結果オーライだったと思います。

 

スクールカウンセラーの先生にはWISC-Ⅳの結果の見方について詳しく説明していただきました。息子の困りごとについても具体例で説明してくださったので理解しやすかったです。

自分でもWISC-Ⅳについて予習してましたので、結果を聞いたときは「やっぱりな」という感じでした。予習はしていましたが、ネットでの情報は限られます。これから先の不安、将来に対しての心配ごとなどについて色々アドバイスいただいたのは本当にありがたかったです。

 

息子への告知ですが、直接カウンセラーの先生に告知していただくことはできませんでしたので、私からふんわりとした告知をしました。

息子にとって得意なことと、苦手なことの差が通常より大きいことにより困ってしまう事があるという事。でも、苦手なことに関しては、周りがサポートすることで大きな困りごとになりにくいという事。検査で知る事の出来た息子の苦手について、できる限りの理解とサポートをしていく事を伝えました。

 

検査の段階では障害の有無はわかりませんが、何に困っているか、何を理解することが困難なのか、怠けているわけではないのに時間がかかってしまう作業はどんなことなのかについて知ることはできましたので、それについてできるだけポジティブな表現で伝えたつもりです。

 

病院での告知

 

診察を受ける前に、受付の方にWISC-Ⅳの結果もふんわりしか伝えていないので、息子に告知する場合はできるだけポジティブに感じることができるようにお願いしますと伝えていました。受付の方から、先生はいつもそんな感じですよ!という安心する言葉をいただいたので、診察前の緊張が少し和らいだように感じました。

 

そして、診察。WISC-Ⅳの結果と母子手帳の情報、息子の成長過程についての聞き取りなどを基に、自閉スペクトラム症注意欠陥多動性障害の傾向もあり)と診断されました。もともと疑っていた学習障害の書字障害に関しては、WISC-Ⅳの結果から発達の凸凹があるので学習障害の診断にはならないという事も説明を聞きました。学習障害は他の発達に大きな差はなく、読む、書く、計算するの一部だけに困難がある場合だそうです。

一通り私が説明を聞き、分からない事を質問したり確認したりした後、息子に伝えてくださいました。先生は息子に対して伝えるとき、息子が理解しやすい言葉を使いゆっくりと説明してくださったので、息子も特にショックを受けることなく受け入れた様子でした。

 

「障害」について

 

ずっと昔に読んだ詩で私の心に深く残っているものがあります。

松下大介さん「僕という人間」という詩です。

私はこの詩を知ることで「障害」に対する認識を改めることになりました。

ぜひ、このブログを読んでいただいている方にも知っていただきたいと思います。

 

        「僕という人間」

 

      僕は僕に「障害」があると

      思っていなかった

      僕は僕が生きにくい世の中に

      障害があると思ってた

      でも、人は僕のことを

     「障害」のある人と言う

      僕は僕自身だけれど

     「障害」ではない

 

私は、息子にこの詩を伝えました。息子も息子なりにこの詩について何か感じてくれると思います。

発達障害とか自閉症スペクトラム障害とか注意欠陥多動性障害とかどうしても障害という言葉がついてしまいますが、「生きにくい」と感じる世の中の方が変われば、「障害」という感覚が変わるのではないかと思います。

周りが「障害」に対して理解し、自然とサポートし合える社会になることで「障害」を感じにくくなくなるんじゃないかと思います。

今、「障害」のある人と言われる人たちが、困難を感じにくい世の中になっていけるよう私も微力ながら自分にできることに取り組んでいこうと思っています。

 

さて、今回は息子への告知について書きました。

前にも書きましたが、診断されたから不登校が改善するわけではありません。しかし、自分のことを知るという事は大事なことです。自分を知ることで、自分も変わるし周りも変わります。これから、少しずつ良い変化になっていけるよう息子を見守り続けようと思います。

それでは、また次回のブログで。

ふくろうママでした。