偏差値25からの挑戦

2児の母で、パートで働く普通のおばちゃんが、息子の中学入学をきっかけに高校受験をサポートするため試行錯誤を繰り返すのを、リアルタイムでお届けするブログです。中学になってから発覚した息子の自閉スペクトラム症に対し、家族がどのように受け止め過ごしているかも発信していきたいと思っています。

2021年!今年はがむしゃらYEARにするぞ!

明けましておめでとうございます!

ふくろうママです。

 

今年、2021年はふくろうママ自身の挑戦の年にしたいと思っています!

年度が変わると息子は中学三年生。高校受験が目の前です。

私はいつも目標を立てるだけで実行できない人間ですが、息子が人生についてしっかり考えていく年になるので、息子に負けないよう頑張っていきます。

 

ふくろうママの目標

1:このブログの定期更新

2:ミンネでの自作アクセサリー販売再開

3:10㎏ダイエット(メタボの為)

 

ここに目標を宣言することで決意を新たに、年末に目標達成できたかどうかご報告したいと思います。

 

今年どんなことを発信するのか

 

息子は、中1で不登校を経験し、2年生ではとにかく学校に行って学校を楽しむことを目標に過ごし、3年生から特別支援学級に入ることが決まっています。

 

中学入学時には思いもよらなかった波乱万丈な事が起こりました。普通に高校受験をするもんだと思っていましたが、普通の高校に進学しないという進路もありかなと今は思っています。

 

今年は、できるだけリアルタイムに息子の進路について、進路の悩みについて、どんな進路があるのかについてなどを書いていきたいと思います。

こんな考え方もあるんだという感じで見守っていただけたらいいなと思います。

 

それでは、第一の目標である定期的なブログの更新を目指して頑張ります。

また次回のブログでお会いしましょう!

ふくろうママでした。

 

 

子どもが不登校。自閉症スペクトラム症の診断。将来の不安を軽くするためにやった事。

こんにちは!

ふくろうママです。

今回は、息子の不登校を経験して親の心の安定を取り戻す為に私がやってよかったと思う事とそれに伴いどう不安が解消していったかを書いていきたいと思います。

 

中学生になって色々なことがおき、どうしたらいいかわからなかったり息子の将来が不安で不安でたまらない日々を過ごしたりしました。

この先どうなるか不安で、中学を卒業して進路はどうなるのか、将来自立して自分で生活することができるようになるのか等様々な不安で押しつぶされそうになることもありました。

 

しかし、今現在は、息子の夢に向かって家族全員前を向いて頑張っている感じです。

 

まず、ここでお話ししたいのは、学校に普通に行くことができなくても発達障害があっても、勉強が苦手でも、それに対して向き合い、情報を収集していけば色々な将来があると思うことができるという事です。

 

情報収集と相談しやすいところへの早めの相談が大切

私が息子の将来に不安を覚えていたのは、先が見えずどうすればいいかわからなかったからです。しかし、どのような進路があり、どのような方法で収入を確保できるのか等知ることによって不安は少なくなっていきました。

 

進路について不安なら、まずは徹底的に情報収集することをお勧めします。

 

私の場合は、一番初めに息子の書字障害への疑いについて近所の小児科で相談したことから、始まりました。

大きな病院を紹介され、WISC-Ⅳを受けることになったので、まずはWISC-Ⅳについてしっかり調べました。まず、調べて知識をつけることでその後の理解が早まったと思います。

 

知らないことが出てきたら、自分で調べられることは徹底的に調べることをお勧めします。

 

WISC-Ⅳを学校で受け、結果をスクールカウンセラーの先生に聞いたのですが、その際も不安に感じていることを相談すると将来に関する色々な可能性を聞けたのでここで知ることができた情報も私にとって不安を解消するものとなりました。

 

思ったことは不安なことは何でもまず学校に相談することも大切です。

 

専門的な知識を持った先生がいらっしゃいますので、不安解決の糸口につながると思います。また、それぞれの学校で支援の環境は変わります。子どもの通う学校がどのような支援をしているのか、相談すれば教えてくださいますので、学校への相談は絶対した方がいいと思います。

 

病院での診断では目の前の霧が晴れたような気持になり、今まで困難に思っていた事の原因がわかったことで対処について考えることができるようになりました。今も、定期的に通院しているのですが、今まで??と感じていた息子の事が実はASDの特性によるものだという事に気付かされたり、体調のことを相談できたり、支援について教えていただいたりすることができ、通院は私たち家族にとってメリットが大きいと感じています。

病院への通院は、特性を理解するうえで大きな助けになると思います。定期的に相談へ行けるようにしておくことも大切だと思います。

 

もう一つ、支援施設への問い合わせもやってよかったと思います。

まずは、放課後等デイサービスに関する情報をスクールカウンセラーの先生と病院の先生から伺ったので早速近くの施設に連絡をとり話をさせていただきました。

放課後等デイサービスというのがどういうものなのか教えていただいたり、私たちの困りごとを聞いてアドバイスしてくださったり、とにかく今不安に思っていることをそこでしっかり聞いていただけたという事も私にとって大きかったと思います。

そこでいただいたアドバイスのおかげで助かったこともたくさんありました。

 

あと、地域の福祉事務所にも相談の電話をしたことがあるのですが、親身になっていただき、私が抱える相談はどこに連絡したらいいのか等教えていただくことができました。

このように、疑問や不安を相談することができる場所を知ったり確保したりすることは私達親にとって安心につながります。

私は親の気持ちが安定していく事はとても大切だと実感しています。なぜなら、私たちの不安がなくなれば子どもにその不安をぶつけなくていいからです。不安な時はどうしても子どもにきついこと言ったりすることもありましたが、不安が減ってからは落ち着いています。

 

今回伝えたかったことはこちら

①子供の将来について不安な時はまず親が感じる不安を取り除こう!

不安解消の為には、情報収集と相談先の確保が大切。

親の心が安定すれば、子どもへの対応にも良い変化が期待できる!

 

今回のブログでは自分が抱えた不安の解消の為に取り組んだことを書いてきましたが、いかがだったでしょうか?少しでも参考になれば幸いです。

 

それではまた、次のブログでお会いしましょう!

ふくろうママでした。

 

 

 

知ってほしい!メンタルの事。

お久しぶりです。

ふくろうママです。

今回は、息子のメンタルについて知っていただきたいことがあり、ブログを書いています。息子がASD(自閉スペクトラム症)と診断されて約8か月が経ちました。

 

中1に学校に行けなくなって、がっつり不登校を経験しました。しかし、中2からはずいぶん登校できるようになっており、週4回は登校できるまでにメンタルも回復していました。

 

しかし、9月後半からまた腹痛が増え「学校が怖い」と言い始めました。今は、一時避難所のような教室に登校しており、仲のいい友人も多いので、学校に行けば楽しい様ですが、中1の時のような体調不良が増えています。学校に行けない日は、学校が終わるまでの時間ずっと調子が悪く、トイレと布団を行ったり来たり。

 

おそらく、去年の今頃息子が一番しんどかった時期なので、それがどうしても思い出されて学校に対する恐怖心が再燃したのではないかと思います。

 

以前のブログで詳しく書くことはありませんでしたが、当時息子は同級生に嫌がらせをされていました。息子は、嫌なことは嫌だと伝えたり、息子なりに考えつく方法でその子たちにやめてくれるよう訴えましたが、相手は嫌がらせをしているつもりもましてやいじめているつもりも意識もありません。先生にうまい具合に伝えてもらってやっと息子が嫌がっていることに気付いたようでした。

 

当時は、しつこく嫌がらせをされることも多く、いったんやんだと思ってもまた始まったり、今度は違う子がやってきたりと息子にとって本当にキツイ時期でした。

 

ネットで知った情報によると、発達障害の人たちは嫌なことを何度も反すうしてしまい、嫌な思い出が記憶されやすいそうです。そしてそれは、その時の感情をも何度も再現して思い出してしまうそうです。

 

ですから、いくら私が「嫌なことばかり考えないで」と言ってもそれは無理な注文のようなのです。では、どうすればいいのか。

どんなに些細なことでもいいから楽しかったことやうれしかった事を思い出すようにする。そして、嫌な思い出と良い思い出のバランスを少しずつ取っていく事が改善につながるそうです。それは、長い道のりになるかもしれません。でも、家族みんな一緒に息子にいい思い出ができるようサポートして、一緒に楽しんでいこうと思っています。

学校の担任の先生も、新しい楽しい思い出を一緒に作っていこうといってくださっており、うれしくて心強くて泣きそうでした。

 

不幸中の幸いとしては、息子の周りには息子の味方がいっぱいという事です。

 

そうはいっても、嫌な思い出は強烈です。なかなか薄れてはくれません。

1年たった今でも息子を苦しめています。

 

人が嫌がることをするという事は人の人生の一部を奪う事になります。私の息子は、嫌がらせをされたことにより、学校へ行けなくなり、楽しい学校生活を送る権利と学ぶ権利を奪われています。

 

過ぎたことを、色々言う事は建設的ではありませんので、現在の状況は状況として受け入れ未来に向けて家族で取り組んでいるところですが、これから先、息子のようにメンタルが落ち込み、学校がある時間帯に多大なるストレスで寝込んでしまう人が減るように願っています。ですから、皆さん、知ってください。

 

あいつにはこういう事を言っても大丈夫だろう。だって、にこにこしているじゃないか。あいつは冗談だってちゃんとわかってくれるから、嫌がってるのも嫌がってるふりだろう。俺は、あいつの事嫌いじゃないし、むしろ、好きだし。ただ一緒にじゃれ合っているだけ。だから、何も悪いことじゃない。

 

もし、そう思っている人がいたら、息子のことを思い出してください。

息子が当時言っていました。自分がきつく言ったら相手が傷つくかもしれない。だから、にこにこするしかない。何度嫌だといっても、全然いう事を聞いてくれない。だから、あきらめるしかない。色々、思いつく限り訴えたけど、すべて無駄だった。何の意味もなかった。ああ、学校に行ったら、また嫌なこと言われるんだろうな。嫌だな。いやだいやだいやだ。学校が怖い。

 

何気ない一言、何気ないじゃれ合い。自分はそう思っていても、相手は違うかもしれません。今問題になっている誹謗中傷だけではありません。あなたが人に投げかける一言は、一瞬で消えてしまうわけではありません。今現在、私の息子は1年前の出来事に今でもさいなまれています。

どうか、言葉の刃を人に向けないよう心にとめていただけたらと思います。

 

息子と、私たち家族は前を向いて進んでいきますが、今ちょっとしんどいです。息子のつらそうな様子を見ると胸が締め付けられます。学校を意識しないですむときは、息子の調子はいいので、調子のいい時に会う人は息子の体調不良は嘘みたいに感じると思います。でも、現実に起こっていることです。

 

どうかどうか。

一緒に優しい言葉であふれる世の中にしていきましょう。

言葉は刃にもなりますが、何気ない一言で救われるようなそんな力も持っています。

人は千差万別。いろんな人がいます。自分が理解できないからと言って否定するのではなく、自分が知らないことを教えてくれて面白い!って受け入れていけたら、もっともっと豊かな人生になると思います。理解できなくても理解したいと思える人になりたい。できる限り相手に寄り添っていきたい。そう思ってくれる人が増えたなら、もっともっと素敵な社会になっていくのではないかと思います。

 

今回は、思いのたけを書いたので、お見苦しいところもあったかと思いますが、どうか少しだけでも気持ちに寄り添っていただけると幸いです。

 

それでは、またのブログでお会いしましょう。

ふくろうママでした。

 

 

 

 

中2前半戦

こんにちは。ふくろうママです。

今回は、前回のブログからずいぶん経ってしまいましたが、

息子の現在について書いていこうと思います。

 

中2になって学校へ

 

今年は、コロナの影響で、中1の最後はずっと休校で、中2の5月半ばまで休校でした。息子にとっては、よいリフレッシュになったようで、休校が明けてから学校に行けいるようになっていきました。

もちろん、行けない日もありますし、ほぼ遅刻して登校する状態ではありますが、中1に学校に全く登校できなくなった状態から考えると、うれしい進歩です。

 

通常学級には通っておらず、通常教室に登校できない子たちをサポートする教室があるので、現在そちらに登校しています。

 

小学校の頃から仲良かった子たちの中にも、サポートの教室に通っている子がいるので、行き易いという事もあるのだと思います。

 

現在の目標

 

現在サポートの教室に通っているのですが、通常の子たちのように授業を受けたりすることはありません。まずは、学校に通えるという事が息子たちにとっては重要ですので、自分の興味がある科目を勉強したり、生き物と触れ合ったり、まずは、学校に毎日少しの時間でもいいから登校するという事を目標に頑張っています。

 

現在は、週に1回くらいは体調がどうしても悪く登校できない日がありますが、登校できることが増えてきたので、次のステップで、自分の通常学級の教室に少しでも行ける時間を作ろうという事を目標に頑張っています。

朝の会に参加することができた日もあるので、無理せず少しずつできることが増えていったらいいなと思います。

 

中3から特別支援学級

 

まだ、決まっていませんが、中3から特別支援学級を希望しており、今申請中です。

中1でASDとわかった時から支援学級を希望していたのですが、申請の学校締め切りが6月末だったため、気づいたときには中2からの支援学級に入ることはできない状態でした。ですので、中3からは特別支援学級に行くという選択肢を広げるため申請しているところです。

息子が通う中学では、支援が充実しており、特別支援学級の学級数も多く、見学をさせていただいたところ、一人一人を見てくれているという印象を受けすごく感動しました。

福岡では、特別支援学級に通ったからと言って、高校入試を受けることができないとか、不利益を被ることはありません。むしろ、特別支援学級に通っていた実績があれば高校でも配慮してもらえるようです。

無理に通常学級へ行けるようにするよりも、自分に合わせた支援を受けることができる特別支援学級に行くことができたらいいなと思っています。

 

という事で、ここ最近の状況を書いてみました。

いかがだったでしょうか。

特別支援学級については、実際私が学校の先生やカウンセラーの先生、市役所の方々、病院の先生から聞いた内容とネット上の情報ではかなりの差がありました。

おそらく、地域で大きな差があるのかもしれません。

 

ネットの情報だけを鵜呑みにするのではなく、実際ご自分の地域ではどのように支援されるのかを学校や市役所に相談してみた方がいいと感じました。

 

それでは、また、次回のブログでお会いしましょう。

ふくろうママでした。

 

 

息子への告知

こんにちは。

ふくろうママです。

今回は、WISC-Ⅳの結果と発達障害についての息子への告知について書いていきたいと思います。

 

WISC-Ⅳの結果の告知

 

学校に結果を聞きに行く際、本当は息子と一緒に説明を受けることになっていました。しかし、当日息子はトイレから出てくることができず、私だけ結果を聞きに行くことになりましした。本当は二人で一緒に説明を受けることができればよかったのかもしれませんが、うちの場合、息子を気にせずスクールカウンセラーの先生に色々なことを質問することができ気になる点をクリアにできたので、結果オーライだったと思います。

 

スクールカウンセラーの先生にはWISC-Ⅳの結果の見方について詳しく説明していただきました。息子の困りごとについても具体例で説明してくださったので理解しやすかったです。

自分でもWISC-Ⅳについて予習してましたので、結果を聞いたときは「やっぱりな」という感じでした。予習はしていましたが、ネットでの情報は限られます。これから先の不安、将来に対しての心配ごとなどについて色々アドバイスいただいたのは本当にありがたかったです。

 

息子への告知ですが、直接カウンセラーの先生に告知していただくことはできませんでしたので、私からふんわりとした告知をしました。

息子にとって得意なことと、苦手なことの差が通常より大きいことにより困ってしまう事があるという事。でも、苦手なことに関しては、周りがサポートすることで大きな困りごとになりにくいという事。検査で知る事の出来た息子の苦手について、できる限りの理解とサポートをしていく事を伝えました。

 

検査の段階では障害の有無はわかりませんが、何に困っているか、何を理解することが困難なのか、怠けているわけではないのに時間がかかってしまう作業はどんなことなのかについて知ることはできましたので、それについてできるだけポジティブな表現で伝えたつもりです。

 

病院での告知

 

診察を受ける前に、受付の方にWISC-Ⅳの結果もふんわりしか伝えていないので、息子に告知する場合はできるだけポジティブに感じることができるようにお願いしますと伝えていました。受付の方から、先生はいつもそんな感じですよ!という安心する言葉をいただいたので、診察前の緊張が少し和らいだように感じました。

 

そして、診察。WISC-Ⅳの結果と母子手帳の情報、息子の成長過程についての聞き取りなどを基に、自閉スペクトラム症注意欠陥多動性障害の傾向もあり)と診断されました。もともと疑っていた学習障害の書字障害に関しては、WISC-Ⅳの結果から発達の凸凹があるので学習障害の診断にはならないという事も説明を聞きました。学習障害は他の発達に大きな差はなく、読む、書く、計算するの一部だけに困難がある場合だそうです。

一通り私が説明を聞き、分からない事を質問したり確認したりした後、息子に伝えてくださいました。先生は息子に対して伝えるとき、息子が理解しやすい言葉を使いゆっくりと説明してくださったので、息子も特にショックを受けることなく受け入れた様子でした。

 

「障害」について

 

ずっと昔に読んだ詩で私の心に深く残っているものがあります。

松下大介さん「僕という人間」という詩です。

私はこの詩を知ることで「障害」に対する認識を改めることになりました。

ぜひ、このブログを読んでいただいている方にも知っていただきたいと思います。

 

        「僕という人間」

 

      僕は僕に「障害」があると

      思っていなかった

      僕は僕が生きにくい世の中に

      障害があると思ってた

      でも、人は僕のことを

     「障害」のある人と言う

      僕は僕自身だけれど

     「障害」ではない

 

私は、息子にこの詩を伝えました。息子も息子なりにこの詩について何か感じてくれると思います。

発達障害とか自閉症スペクトラム障害とか注意欠陥多動性障害とかどうしても障害という言葉がついてしまいますが、「生きにくい」と感じる世の中の方が変われば、「障害」という感覚が変わるのではないかと思います。

周りが「障害」に対して理解し、自然とサポートし合える社会になることで「障害」を感じにくくなくなるんじゃないかと思います。

今、「障害」のある人と言われる人たちが、困難を感じにくい世の中になっていけるよう私も微力ながら自分にできることに取り組んでいこうと思っています。

 

さて、今回は息子への告知について書きました。

前にも書きましたが、診断されたから不登校が改善するわけではありません。しかし、自分のことを知るという事は大事なことです。自分を知ることで、自分も変わるし周りも変わります。これから、少しずつ良い変化になっていけるよう息子を見守り続けようと思います。

それでは、また次回のブログで。

ふくろうママでした。

 

 

 

 

 

 

 

息子の発達凸凹について

こんにちは。

ふくろうママです。

今回は、息子の発達凸凹について現在わかっていることについて少し書いていきたいと思います。

 

WISC-Ⅳを受けるまでの流れ

 

WISC-Ⅳ(ウィスク‐フォー)とはウェクスラ―式知能検査で、5歳から16歳までを対象に実施されます。この検査の結果だけで発達障害であるかどうかを判断することはできませんが、発達障害を疑って病院を受診する場合は、この検査を受ける必要がありました。

この検査は病院で、有料で受けることもできるようですが、教育委員会、学校を通すことで無料で受けることもできます。また、教育委員会、学校を通すことで結果が学校に共有されるので、支援が必要と判断されれば、学校側は支援をしてくれるそうです。

 

今回WISC-Ⅳを受けるまでに、料金はいくらか、結果がわかるまでの時間はどのくらいかかるのか等いろいろと調べました。知ることで見通しが立てやすくなると思いますので、我が家でのケースをまとめてみたいと思います。

 

① WISC-Ⅳを学校に手配してもらい実施するまでの期間・・・1週間

※息子の中学校ではスクールカウンセラーの先生は週1回来られます。それに合わせて日程を調整してもらいました。そして、検査をお願いした日がたまたまスクールカウンセラーの先生がいた日だったのですぐに次の週に予定を組んでいただきました。

 

ちなみに、教育委員会で受ける場合も確認したのですが、我が家がお願いしたタイミングでは、実施までに1か月以上かかるとのことでした。ですので、できるだけ早く実施していただけるスクールカウンセラーの先生にお願いしました。

 

② 料金・・・無料

※学校で実施していただきましたので料金がかかることはありませんでした。

 

③ 結果がでるまで・・・即日

※実際に説明を受けに行ったのは、1週間後でしたが、結果はすぐに分かったようで、私の都合がよかったら、その日に説明をしていただくこともできたようです。

 

④ 病院への提出用書類・・・10日後

※検査結果を病院に提出することになっていたので書類を作っていただきました。学校から病院へ郵送していただくこともできましたが、病院とのやり取りで私が持参することになっていたので、書類を作っていただき受け取るまでの期間が10日かかりました。

 

WISC-Ⅳを受けて

 

実際、検査でどんなことをしたのかは特に聞いていません。詳しい検査の内容については、事前に知ると正確に検査ができないと私が調べたものに書いてあったので、特に調べる必要はないと思います。

 

しかし、受けることでどういう事がわかるのかという事については、説明を受けるまでの間にしっかりと予習しました。

WISC-Ⅳの結果としてわかるものは、全検査IQ(FSIQ)、言語理解指標(VCI)、知覚推理指標(PRI)、ワーキングメモリー指標(WMI)、処理速度指標(PSI)です。

どの指標が得意でどの指標が苦手なのか、得意と苦手の差がどの程度なのかが、検査の結果から知ることができます。(検査の結果でわかることは、障害の有無ではありません)

 

息子の場合、言語理解指標(VCI)とワーキングメモリ指標(WMI)は同程度の数値でした。その数値に対し、知覚処理指標(PRI)、処理速度指標(PSI)が最大で23低いことがわかりました。この指標間の差が14~15程度以上あった場合、発達が凸凹しており困難を感じるとのことなので、息子の困難はかなりのものだったと思います。

 

知覚処理指標(PRI)の弱さにより、息子にとって視覚的ヒントだけで物事を考えることが苦手だという事がわかりました。視える化することによって理解が進むわけではないので、視覚的情報だけでなく、音声や言葉での補足が息子には必要であるという事がわかりました。

また、処理速度指標(PSI)の弱さにより、1つ1つの事であれば処理できたとしても、同時に処理しなければならない場合は処理が追いつかなくなってしまう可能性があることもわかりました。先生の話を聞きながらノートを取るという2つを同時に処理する作業には大変な困難があるという事です。

 

このように、困難がわかればどんなサポートをしていけばよいのか考えることができます。WISC-Ⅳを受けて結果を知るということは、IQの良し悪しで一喜一憂するのではなく、困難を知ることで未来に向けて前向きな対策を立てることができる良い機会であると私は思っています。

 

これから、WISC-Ⅳを受けられる場合は、子どもをさらに深く理解できる良い機会だと思って、検査に対する理解を深めていくと良いのではないかと思います。

 

 

ということで、今回は、息子の発達の凸凹についてとそれを知るためのWISC-Ⅳについて書きました。恥ずかしながら、いままでWISC-Ⅳについて全く知らずに生きてきたので息子が受けるにあたって全力で調べました。

そんな時、検査を受けたことがあるお子さんの保護者の方が書かれたブログが大変参考になったので、このブログも参考の一つになればいいなと思っています。

 

まだまだ、発達障害への理解への勉強は始まったばかりですが、私が得た経験や情報が少しでも役立つよう活動していきたいと思います。

 

それでは、また。

ふくろうママでした。

発達障害と診断されました

こんにちは。

ふくろうママです。

 

最後のブログから長期間空いてしまったのですが、今回息子が発達障害と診断され一歩前へ進むことができましたので、これから少しずつブログ更新していけたらいいなと思っています。

 

診断までの経緯

 

11月末のブログに息子にまた笑顔が戻ってうれしいと書いていたのですが、その直後、同様の嫌がらせが再開し、学校にほとんど行けなくなってしまいました。本当にあっという間でした。学校がない日は体調がいいのですが、学校がある日になると腹痛でトイレから出れなかったり、吐いてしまったり、頭痛がしたり。その状態を間近で見るのは本当につらいものです。

 

学校の先生と連携を取りながら、息子に強いストレスを与えない程度に学校へ行ってみることへの声掛け等をしてみましたが、息子の体調は戻らず、学校へ行けない日々が続きます。ただ、全く行けなくなったわけではなく、1週間に1~2回行ける日もありました。学級に登校することはかなりハードルが高かったので、ステップルームというなかなか登校が難しい子たちが一時的に行くことができるクラスに、登校できる日は登校している状況です。

 

その後担任の先生が、息子の状態をクラスメイトに上手に伝えてくださったらしく、クラスメイトに学校で会ったとき、やさしい言葉をかけてもらえる機会がよくあったようです。

このように、傍目では嫌がらせが改善しているように見えるのにもかかわらず、相変わらず、学校に行けたり行けなかったり。もちろん学校に行けない日の方が多い状況。

他にも、原因があるのではないかと思い、年明けに小児科に相談してみました。学校に行けていない状況や常々気になっていた学習障害(書字障害)について相談したところ大きな病院を紹介していただくことができました。

これまで、色々自分でも学習障害を相談できるような病院を調べていたのですが、口コミをみて不安になったりここだという病院が見つからないでずるずる来ていました。小児科の先生に、近くにある大きな病院を紹介していただき、こんなに近くに相談できる場所があったなんて思いもよらず、もっと早くに相談していればよかったと思いました。

 

そこからは、比較的スムーズに物事が進みました。

すぐに大きな病院を予約。その際、WISC-Ⅳ(ウィスク‐フォー)という知能検査を教育委員会に依頼し受けるように指示されました。学校に相談したところ、教育委員会で検査を受ける場合最短でも次の月の実施になることが判明。しかし、スクールカウンセラーの先生が資格を持っている方だという事で、学校ですぐに手配してもらえるようになりました。その結果をもって、病院を受診し、幼いころからの状況の聞き取りや母子手帳での確認等を経て、発達障害であると診断されることになりました。

 

診断を聞いて

 

ホッとした。というのが一番正直な感想でした。不登校になったきっかけは、嫌がらせでしたが、根本の原因、困難がわかったことで、これからの道筋が見えたように思えたからです。

WISCの結果から、息子の発達の凸凹がわかり、これから息子へのサポートをどうしたらいいかという事が前より理解できるようになりました。何より息子は怠けているわけでもなんでもなく、ただただ困難に感じることが多かったがゆえに、生きにくさを感じ学校から足が遠のいていたことも理解できるようになりました。

 

診断がでたから、すぐ学校に行けるようになるわけではありませんが、少なくとも母親の私の目の前の霧は晴れてきた状況ですので、前向きに息子を支援していけるよう発達障害に関する知識、理解を深めていこうと思っています。

 

さて、今回は、息子が発達障害と診断されたことについて書いてきました。一言で発達障害といっても、どんな困難があるのかは一人一人違います。これから、私たち家族も、改めて息子への理解をスタートさせることになります。

ブログに自分たちの経験を書き、誰かに読んでいただくことで、少しでも何かの参考になればと思っています。

 

これからまた、よろしくお願いします。

ふくろうママでした。