偏差値25からの挑戦

2児の母で、パートで働く普通のおばちゃんが、息子の中学入学をきっかけに高校受験をサポートするため試行錯誤を繰り返すのを、リアルタイムでお届けするブログです。中学になってから発覚した息子の自閉スペクトラム症に対し、家族がどのように受け止め過ごしているかも発信していきたいと思っています。

息子の発達凸凹について

こんにちは。

ふくろうママです。

今回は、息子の発達凸凹について現在わかっていることについて少し書いていきたいと思います。

 

WISC-Ⅳを受けるまでの流れ

 

WISC-Ⅳ(ウィスク‐フォー)とはウェクスラ―式知能検査で、5歳から16歳までを対象に実施されます。この検査の結果だけで発達障害であるかどうかを判断することはできませんが、発達障害を疑って病院を受診する場合は、この検査を受ける必要がありました。

この検査は病院で、有料で受けることもできるようですが、教育委員会、学校を通すことで無料で受けることもできます。また、教育委員会、学校を通すことで結果が学校に共有されるので、支援が必要と判断されれば、学校側は支援をしてくれるそうです。

 

今回WISC-Ⅳを受けるまでに、料金はいくらか、結果がわかるまでの時間はどのくらいかかるのか等いろいろと調べました。知ることで見通しが立てやすくなると思いますので、我が家でのケースをまとめてみたいと思います。

 

① WISC-Ⅳを学校に手配してもらい実施するまでの期間・・・1週間

※息子の中学校ではスクールカウンセラーの先生は週1回来られます。それに合わせて日程を調整してもらいました。そして、検査をお願いした日がたまたまスクールカウンセラーの先生がいた日だったのですぐに次の週に予定を組んでいただきました。

 

ちなみに、教育委員会で受ける場合も確認したのですが、我が家がお願いしたタイミングでは、実施までに1か月以上かかるとのことでした。ですので、できるだけ早く実施していただけるスクールカウンセラーの先生にお願いしました。

 

② 料金・・・無料

※学校で実施していただきましたので料金がかかることはありませんでした。

 

③ 結果がでるまで・・・即日

※実際に説明を受けに行ったのは、1週間後でしたが、結果はすぐに分かったようで、私の都合がよかったら、その日に説明をしていただくこともできたようです。

 

④ 病院への提出用書類・・・10日後

※検査結果を病院に提出することになっていたので書類を作っていただきました。学校から病院へ郵送していただくこともできましたが、病院とのやり取りで私が持参することになっていたので、書類を作っていただき受け取るまでの期間が10日かかりました。

 

WISC-Ⅳを受けて

 

実際、検査でどんなことをしたのかは特に聞いていません。詳しい検査の内容については、事前に知ると正確に検査ができないと私が調べたものに書いてあったので、特に調べる必要はないと思います。

 

しかし、受けることでどういう事がわかるのかという事については、説明を受けるまでの間にしっかりと予習しました。

WISC-Ⅳの結果としてわかるものは、全検査IQ(FSIQ)、言語理解指標(VCI)、知覚推理指標(PRI)、ワーキングメモリー指標(WMI)、処理速度指標(PSI)です。

どの指標が得意でどの指標が苦手なのか、得意と苦手の差がどの程度なのかが、検査の結果から知ることができます。(検査の結果でわかることは、障害の有無ではありません)

 

息子の場合、言語理解指標(VCI)とワーキングメモリ指標(WMI)は同程度の数値でした。その数値に対し、知覚処理指標(PRI)、処理速度指標(PSI)が最大で23低いことがわかりました。この指標間の差が14~15程度以上あった場合、発達が凸凹しており困難を感じるとのことなので、息子の困難はかなりのものだったと思います。

 

知覚処理指標(PRI)の弱さにより、息子にとって視覚的ヒントだけで物事を考えることが苦手だという事がわかりました。視える化することによって理解が進むわけではないので、視覚的情報だけでなく、音声や言葉での補足が息子には必要であるという事がわかりました。

また、処理速度指標(PSI)の弱さにより、1つ1つの事であれば処理できたとしても、同時に処理しなければならない場合は処理が追いつかなくなってしまう可能性があることもわかりました。先生の話を聞きながらノートを取るという2つを同時に処理する作業には大変な困難があるという事です。

 

このように、困難がわかればどんなサポートをしていけばよいのか考えることができます。WISC-Ⅳを受けて結果を知るということは、IQの良し悪しで一喜一憂するのではなく、困難を知ることで未来に向けて前向きな対策を立てることができる良い機会であると私は思っています。

 

これから、WISC-Ⅳを受けられる場合は、子どもをさらに深く理解できる良い機会だと思って、検査に対する理解を深めていくと良いのではないかと思います。

 

 

ということで、今回は、息子の発達の凸凹についてとそれを知るためのWISC-Ⅳについて書きました。恥ずかしながら、いままでWISC-Ⅳについて全く知らずに生きてきたので息子が受けるにあたって全力で調べました。

そんな時、検査を受けたことがあるお子さんの保護者の方が書かれたブログが大変参考になったので、このブログも参考の一つになればいいなと思っています。

 

まだまだ、発達障害への理解への勉強は始まったばかりですが、私が得た経験や情報が少しでも役立つよう活動していきたいと思います。

 

それでは、また。

ふくろうママでした。